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低音男の部屋

低音男の部屋

オタク?

何年か前宮城に石ノ森章太郎記念館がオープンした。

オープニングイベントとして多数の漫画家、1号ライダーの藤岡弘、

何故か藤田まこと(本人は自分が仮面ライダーに似てるからだと言っていたが

多分暇だったからに違いない)が来てサイン会や討論会が行われた。

僕は750ライダーの石井いさみ氏に光君の絵入りのサイン色紙を書いてもら

ったりサイボーグ009の限定の盾とかを買ってご機嫌な一日だったのだが。

事件(?)はそのサイン会の前の討論会直前に起きた。

里中満知子さん、矢口高雄氏、藤岡弘氏らが石ノ森作品について語りあうと

いった企画だったと思ったがちょっと定かではない。

会場には今や遅しと待ちわびる沢山の人がおり、音楽が流れイベント気分を

盛り上げていた。

その時流れていたのは仮面ライダーの曲のようだったが僕は聞いた事が無く

こんな曲もあるんだな~程度だった。

その時隣から「この曲は仮面ライダー交響曲に入ってて云々」

「3番の歌詞がさぁ云々」と熱く語る声が。

「すげー詳しい人だなぁ」と思いふと隣を見ると、そこには

推定体重100kg、眼鏡、手入れされていない髪、チェックのよれよれのシャツ、

毛玉だらけのピッチリしたジャージのズボン、ボロボロの革靴、汗びっしょりと

いった格好の人が・・・

「うわっ、何だこの人」と思う僕をよそに彼は一緒に来ていた友人に

仮面ライダーについてを汗だくで熱く語り続けているのでした。

ステージ上では討論会が始まり藤岡氏の渋い声でのお話や変身ポーズ、

場違いな藤田まこと氏の歌(はぐれ刑事)などで盛り上がっていましたが、

隣の人はず~っと仮面ライダーについての薀蓄を語り続けていました。

「あの人の頭の中ってきっと仮面ライダーでいっぱいなんだろうなぁ~」

「だからファッションも何も気にしないんだろうなぁ~」

人間何かに夢中になりすぎるとあんなふうになるのだろうかと考えさせられる

一日でした。



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